ニュースレター ハンファQセルズが新たに800メガワット規模のモジュール工場建設計画を発表 2014年10月29日 ■ サイバージャヤ市(マレーシア)の主要生産施設に新たに4基の モジュール生産ラインの建設計画 ■ 2015年初頭に建設開始、2016 年初頭の完成を目指して体制 強化 ■ 成長し続けるハンファQセルズ [独タールハイム / サイバージャ(マレーシア)、2014年10月29日] – ドイツを拠点にするハンファQセルズは本日、マレーシアのサイバージャヤの生産施設に新たに大型モジュール製造工場を建設する計画を発表しました。今回の計画によって、新たに4基の生産ラインおよびオートメーション機器を含む工場が建設される予定で、これによりトータル800MW規模の高性能太陽光モジュールの生産体制が実現される予定です。先日のセル生産規模の拡大に続き、今回の新たなモジュール生産拡大に向けて投資したことにより、ハンファQセルズ が成長し続けていると共に前向きな展望でビジネスを展開していることを再び強調する結果となりました。今回のセルの生産規模および生産量拡大によって、現在モジュールの出荷量においてヨーロッパ最大手の太陽光プロバイダーとして、生産能力を拡大していく予定です。今回の建設にかかる費用ついての正式な発表はされていません。 8月の時点で、ハンファQセルズ2014年度末までにトータル1.5GW以上まで生産規模を拡大することを発表していました。さらにビジネス拡大に向けて、2014年の出荷量を1GWから1.2GWへの拡大を目指すと共に年度黒字を目標としています。収益や利益など資金に関する詳しい数字はまだ正式に発表されていません。 世界の太陽光産業をリードする企業に向けて新たな第一歩 ハンファQセルズのCEO チャールズ・キムは次のように語っています。「今回、マレーシアの自社施設で新たに800メガワットのモジュール工場建設を決定したことで、ハンファQセルズは世界の太陽光業界をリードする企業になるための新たな一歩を踏み出しました。新たな工場によって、企業としての地盤をさらに強化し、高まりつつあるお客さまの需要にお応えしていきます。ハンファQセルズは、“Engineered in Germany”が誇るトップクラスのモジュールおよびシステムの製造から太陽光発電所の一括建設まで、長期的なビジネスと強力な資金源と共に提供してまいります」 サイバージャヤ施設のモジュール製造工場は2015年初頭から建設を開始する予定です。また建設と並行する形で製造機器を導入していく予定です。今回新たに建設される製造ラインは2015年第3四半期の試運転開始を目標に、2016年初期までにフル稼働を目指しています。 ドイツのエンジニア技術と国際的な大型生産体制の強化に向けて 「研究開発と大規模生産を国際的な規模で同時に展開するハンファQセルズにとっての次のステップとして、今回、サイバージャヤに新たにモジュール製造工場を建設することを決定したのは当然の流れでした」とCEOのチャールズ・キムは語っています。一部をドイツ以外の自社工場で製造を行うことでモジュール生産規模を拡大することにより、ドイツが誇るエンジニア技術と品質を、低コストで尚且つフレキシブルな対応が可能な国際大規模生産で展開するという、ハンファQセルズの体制のより一層の強化に繋がります。ハンファQセルズマレーシア支部CEOのソン・ジューリュウは「ハンファQセルズマレーシア支部は、高品質の太陽光セルおよびモジュールを最高のコスト・パフォーマンスで提供すべく、企業にとってメインの中枢として機能する体制を整えています」と語っています。セルとモジュールの製造を一つの施設で同時に行うことにより、生産サイクルにかかる時間を最適化すると共に流通コストの削減に繋がります。 今回のマレーシア工場の増設に関する計画および建設、設備強化には、支部や国、部署を超えてスタッフの連携による継続的な努力が必要となります。 ハンファQセルズの最高執行責任者(COO)のアンドレアス・ヴォン・ツッツヴィッツ博士(Andreas von Zitzewitz)は、「タールハイムとサイバージャヤのスタッフが連携し、我々にとって重要なプロジェクトの実現に向けて取り組んでいます」と語っています。 一覧に戻る