ニュースレター Qセルズの太陽光モジュールでリサイクル会社に大きなメリット 2014年9月11日 ■ 金属精錬工場の屋上で太陽光発電システムが340kWの電力を 供給 ■ オーストリア企業が太陽光発電の恩恵を授かる ■ 信頼と品質によりQセルズのモジュールが高評価 [独タールハイム/ハル・イン・チロル(オーストリア)、2014年9月11日] – オーストリアのリサイクル会社RAGGがQセルズの太陽光モジュールを導入し、新たに太陽光システムの運用が開始されました。金属精錬を主に取り扱う会社であるRAGG社は、太陽光発電システムにより会社施設の電力を供給します。ヨーロッパ最大の太陽光プロバイダーであるハンファQセルズは、260ワット型Q.PRO-G3モデルの太陽光モジュール1,300枚以上を納入しました。今回新たに設置された340キロワット規模の屋根型太陽光システムによって、毎年およそ330,000kWhの電力が生産される予定です。これは約100世帯分の1年間の電力需要に相当します。チロル州にある代表的な太陽光企業チロルPVエレクトロニック社(Tyrol PV Elektrotechnik GmbH)がシステムの設計および施工を担当し、わずか3週間のうちに建設されました。 太陽光発電は、オーストリアの産業および商業施設にとって経済的なメリットをもたらします。さらに、太陽光システムを導入することで、企業の持続可能な発展戦略にも貢献することができます。「我々が採用している太陽光システムは持続可能です」と、リサイクル業者のRAGG社の代表取締役ペトラ・ムスマン氏は語っています。さらに「固定価格買い取り制度により13年間の電力買い取り保障が受けられることはもちろんのこと、太陽光電力は二酸化炭素を排出しないことから地球温暖化防止に貢献することができます」と語っています。 太陽光システムを20年以上に渡って経済的に運用するためには、太陽光システム導入前の周到な計画および導入へ向けた設置準備が必要不可欠です。コンポーネンツはもちろんのこと、システム構成から、製品組み立て、リスク管理に至るまで、すべてが同等となります。「モジュールの信頼性と品質から、我々はQセルズ太陽光モジュールを選びました。またハンファQセルズがヨーロッパ最大の太陽光プロバイダーであることも理由の一つです」と、チロルPVエレクトロニクス社(Tyrol PV Elektrotechnik GmbH)の代表取締役のアーミン・ザクスル氏は語っています。 「RAGG社とチロルPV社による今回のプロジェクトの成功を、私共も嬉しく思っております」とハンファQセルズオーストリア支部の顧客営業責任者のステファン・アイルは語っています。今回の太陽光システム導入例は、補助金の制限や固定買い取り価格の引き下げの影響によって市場が厳しい中でも、オーストリアではまだまだ太陽光発電によるメリットがあることを商業および工業企業に示しています。ハンファQセルズのドイツ、オーストリア、スイスの営業部長ミハエル・ガイブは「今回の太陽光システム導入は、Qセルズがヨーロッパの屋上や屋根を中心に市場を拡大していることを物語る新たな一例です」と語っています。 RAGG社(RAGG GmbH)について RAGG社は、オーストリアの代表的なリサイクル会社で、ハル・イン・チロル(オーストリア・チロル州)を拠点にしています。RAGG社は、廃車のリサイクルをはじめ、くず鉄や鋳物の生成や鉄鋼の取引を主に請け負っています。従業員数は80人で、長年に渡る実績を誇ります。RAGG社は、生産から消費、リサイクルに至る一連の流れにおいて、サイクルの起点として重要な役割を担っているのと認識のもと事業を展開しています。オーストリアでは初となる裁断を扱う企業として、国際的にも認められたイーマス(EMAS; EUの環境管理・環境監査規則)による環境マネージメント基準に従っています。 チロルPVエレクトロニクス(Tyrol PV Elektrotechnik)について チロルPVは、オーストリアのチロル州を拠点にした設計および施工会社です。チロルPVは、同州最大の太陽光プロバイダーであり、個人をはじめ農業および商業向けのグリッド接続からオフグリッド・システムまで、太陽光に関する幅広いソリューションを提供しています。太陽光システムについての相談・設計から販売に至るまで、太陽光に関するサービスや普及など、サービス内容は多岐に渡ります。チロルPVは、年間あたり10,000キロワットピークの設置件数を誇るチロル州の代表的な企業です。また屋上設置型としては同州最大規模となる太陽光発電システムの運用も担当しています。 一覧に戻る