プレスリリース 多雪地域向け脱着式補強架台「Q.ROBUST®」の耐雪暴露試験を実施し、公表値を大幅に上回る積雪量への有用性を確認〜長野県野沢温泉村の自然環境下、屋根に穴をあけない“掴み金具工法”で積雪深267cmをクリア〜 2024年6月18日 世界トップクラスの太陽光発電のトータルエネルギーソリューションカンパニー「Qセルズ」を展開するハンファジャパン株式会社(所在地:東京都港区 代表取締役:尹 柱 以下、ハンファジャパン)は、多雪地域向け脱着式補強架台「Q.ROBUST®(キューロバスト)」の耐雪暴露試験(以下、本試験)を、2023年12月1日~2024年4月19日の期間、長野県野沢温泉村の自然環境下において実施いたしました。 本試験の結果、「Q.ROBUST®」の公表値である垂直積雪量210cmを大幅に上回る積雪深267cmに相当する8,000Paの荷重※でも、太陽電池モジュールや太陽電池セルのひび割れ、および断線等が認められないことが確認できました。※太陽電池モジュールに「Q.ROBUST®」を3本取り付けた場合 本試験の概要 標高580mで豪雪地帯として知られる長野県野沢温泉村中心部を試験場所に選定し、勾配(3寸)で金属縦葺板金の模擬屋根を建設。屋根上にはQセルズ製太陽電池モジュール「Q.PEAK DUO M-G11S」を上下2段設置し、下段の太陽電池モジュールには「Q.ROBUST®」を3本、上段の太陽電池モジュールには「Q.ROBUST®」を2本取り付け、ダイドーハント製掴み金具8点で固定(下図参照)。試験期間中、計10回の計測を実施し、模擬屋根の真横に立てた積雪深計測ポール2本の平均を図り、積雪深としました。 なお、野沢温泉村における2024年1月、2月の合計降雪量は、30年平均値比61%※に留まる記録的な小雪であり、例年どおりの積雪状況下の試験継続が危ぶまれたため、“積雪増し”を一度実施いたしました。※参照:国土交通省 気象庁「平年値(年・月ごとの値)」、「月ごとの値(2024年)」 本試験後の太陽電池モジュールや太陽電池セルにはひび割れ、および断線等が認められなかったことから、自然環境下での「Q.ROBUST®」の耐雪性能を実証いたしました。ハンファジャパンは引き続き、豪雪地帯における太陽光発電システムの普及を目指し、実証試験を継続的に行ってまいります。 Q.ROBUST®製品概要 多雪地域向け脱着式補強架台「Q.ROBUST®(キューロバスト)」は、「掴み金具工法」を採用し、垂直積雪量200cm以上の多雪地域でも屋根に穴をあけずに太陽光発電システムの設置が可能です。屋根の防水性や耐久性を損なうリスクを最小限に抑えるだけでなく、固定可能範囲内で設置箇所を自在に変更できるため、縦ハゼの位置に影響されません。 製品紹介 (https://www.q-cells.jp/products/residential/bracket) ハンファジャパンは、「Q.ROBUST®」をはじめ、豪雪地帯に対応する壁面設置架台や耐積雪荷重性能に優れた太陽電池モジュールの販売を通じて、これまで太陽光発電システムの導入が困難であった雪国における再生可能エネルギーの普及に尽力しております。同時に、蓄電池の積極的な活用により分散電源や次世代VPPの提案に注力し、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて貢献してまいります。 企業プロフィール 【ハンファジャパン株式会社について】 韓国最大手企業の一つであり、Fortune Global 500、TIME誌「世界で最も影響力のある企業100社」に選出された株式会社ハンファの日本法人として1984年に設立。グリーンエネルギー事業、ケミカル事業、セキュリティ事業、プロダクトソリューション事業の4部門を展開し、化学品、鉄鋼、機械・設備、自動車部品、IT関連機器等、多部門にわたる基幹産業のアジア諸国間での輸出入業務と日本市場での販売事業を行っている。2011年より日本の太陽光事業に参入し、2023年12月現在で日本向けの出荷量累計7.5GW、住宅設置数150,000棟を達成した。 ハンファジャパンホームページ: https://www.hanwha-japan.com/ 「Qセルズ」ホームページ:http://www.q-cells.jp/ 一覧に戻る